工事着工
(工事の推移)
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上棟(2011.4.20)


少し遅めに現場に行くとすでにクレーン車が作業を始めていました。大工の数もいつもより多くか、かなりやる気を感じます。
お天気は午前中はまだ曖昧な感じですが、予報では午後から晴れになるとのことです。

すでに2階の床は貼られ3階用の資材も準備されていました。

邪魔をしないように3階に上がり下を覗いてみると結構な高さです。
今更ながら感心するのはクレーンの威力です。
資材を持ち上げる力は絶大です。文明の利器は工事の短縮に大いに貢献しています。

安定しないお天気のために工期が遅れ気味となっていましたが、午後から青空がいっぱい広がり、きょうですべての遅れを解消する気合が十分です。

午後から現場に行くとすでに屋上のルーフテラスのデッキが張られ屋根の工事に入っていました。そうなればどうしても屋上に上がりたくなります。
無理をいって脚立伝いに屋上に上がりましたが、さすが見晴らしは最高です。

建築士から午後には書いてもらわないといけないものがあるので戻ってきて欲しいと依頼がありました。
また何か書類にサインをするのかと思いましたが、用というのは上棟の定番、氏神様からあずかったお札と、上棟最頂点にまつる木材に墨できょうの日付と施主名や工務店名を書き入れる命を受けました。
現場監督は「失敗は許されません・・・」と非情なことを言います。筆を持つことなど全くないのでそんなことまでやるの??と、ちょっと緊張です。

書き終わった板は、大工さんがセレモニーグッズを飾りつけ現場でこの飾り物が完成しました。
これが最上階の屋根裏に納まるのですが、地鎮祭に告ぐ大きな儀式になりました。

午後の天気が幸いし順調にこの日の作業が終わりました。


柱と梁の設置(2011.4.19)


とにかく寒い朝です!
昨夜来の雨はコンクリートの土間に水たまりを作っています。
昨日は1階の床のコンパネを貼るところで作業終了のようでした。

きょうの作業は1階開口部の耐力柱を立てたり、梁の設置です。ようやく建物らしい形が整っていました。
木材とはいえかなり重いものを手作業で持ち上げるのですからこれは重労働です。

プレカットされた材木は、精密仕上げですから単に組み合わせればいいはずですが、そこはプラモデルの制作でもなく色々面倒な場面に出くわします。
見ているとこの組み立て作業はかなり面白いものです。

雨の為に若干遅れ気味の工事ですが、追いかけるように3階用の資材・・・トラック2台が到着してしまいました。
この材料を置くスペースを確保するには今ある資材をすべて使い切る・・・つまり作業を終えるしかありません。
何しろ狭い工事現場の宿命ですが、これらの連携を保つだけでも結構大変な工程管理が必要です。

空模様は相変わらず不安定です。
時折雨が降る一日でしたが、柱の設置も終わり垂直を確認し、着々と作業が進みました。
この間所用で何度か現場を離れましたが、夕方からは本格的な雨になりました。
あすは何とかお天気は持ち直すでしょうか・・・


建て方開始と足場建設(2011.4.18)


朝現場に行き、前日の課題配水パイプ説明を受けました。何でも是正指導があったとのことですが、なぜ?と聞いてもその説明の意味が良く分からずいまだに謎は解けていません。

さあ、建て方工事の始まりです。現場に着くとすでに大工さんと資材が搬入されていました。

搬入された木材は、工場でコンピュータ作業によりプレカットされていますが、基礎部のボルトとの結合は現場での作業です。


大工仕事とはいえ、強度を保つためにどうしても金具の手助けが不可欠です。
これが現代建築の新兵器でもあり、コスト軽減につながる不可欠のものです。

気になるのがお天気ですが、予報では午後遅い目から雨とのことですから急ぎ作業を進めなければなりません。

昼食後現場日行くとすでに足場工事が始っていました。床はすでに貼られていましたが、断熱材をいれる現場が見られなかったのは残念です。
足場工事が始まると、大工仕事には不自由な時間になります。
その間通し柱など資材搬入のトラック2台もスタンバイ状態・・・・大工さんには不満の時間ですが、足場業者にも邪魔者となるでしょう!

そうしているうちに予報通り雨が降り始めました。
実に早い雨です・・・
大工さんは足場工事が邪魔なことと、風が強くなるので柱を立てる作業を断念し、きょうの仕事はこれで終わりになりました。

そうはいかないのが、足場作業です。
3階建ての足場はさすが異様なくらい高く感じます。周囲はほとんどが2階建てですからそびえ立つ感じです。

雨で滑りやすくなった高所作業が続いているので見ている方がハラハラでしたが、最終の養生シートを足場に結び付けて夕方を待つまでも無くきょうの作業を終えました。

建築現場は何といってもお天気に左右されます。
長期予報をみると来週もある時期雨模様のようです・・・
なかなか思うようにいかないものですが、事故無く工事が進みますように・・・!


排水管のサイズが突然変わった(20011.4.17)


昨日立ち寄った時、水溜りができていた部分のコンクリートが割られ塩ビパイプが交換されていることに気がつきました。
てっきり排水の為に水を抜いたのかと思っていたのですが・・・。

ところがきょう掃除を兼ねて現場に出向き改めて確かめてみると、明らかにパイプのサイズが大きくなっています。
塩ビパイプの接着剤の臭いがプンプンしているのですから明らかに埋め変えられ、内部で接続をしなおしたことが分かります。
このパイプの埋設は配筋工事のときで、鉄筋に塩ビパイプを結びつける工事をしっかり見ていました。
こんな細いパイプでいいの??と、立会いの建築士に尋ねましたが、答えは「排水管のサイズは決まっている!!」とのことでした。

ところがこのパイプのサイズがいつの間にか変わっているのです。
細いパイプから太くなっているのですから当然基礎部分を割らなければパイプの入れ替えはできません。

聞いてみても誰も知らない・・・つまり業者が誤りに気がついて、だまってやり変えたということでしょうか・・・
私が嫌いなことは、誰も気がつかないなら黙って直しておけ!こんな意識です。
これは犯人探しをしなければならないようで、抗議ものでしょうね!


雨降りあとから水道工事(2011.9-4.16)

4月8日に雨が降りました。

翌日行ってみると水溜りが出来ていました。型枠があるので排水は難しいとのことでした。


14日木曜日、型枠を外しました。
この日は玄関の高さをどうするか・・の打ち合わせも同時にやりました。
玄関の土間内は結構気を使います。何しろ広いスペースが得られないので、玄関土間を打つ場合高さの設定が難しいのです。

高さ確保のためバラスを入れたり、計算上それが不要だ言われ、またトラックに積み込んだりとかなり大変でした。

そして16日土曜日・・・朝出かける前に現場に立ち寄ると近所のおばさんたちの井戸端会議中でした。
そのまま、加西市まで行き帰りに立ち寄ってみると、水道の引き込み工事が済んでいました。そして汚水枡も敷設されていました。

明日は日曜日・・・18日月曜日から立てや工事が始まる予定です。
天気予報は、曇り時々雨!
降雨確立は60%とのこと、また水溜りを作るのは嫌だなーーと思っています。


基礎部の化粧直し・・水平確保(2011.4.7)

型枠に生コンを注入しただけではきちんと水平が保たれているか不明です。

昨日の最終作業の段階でタッピングビスが埋め込まれた黒いプラスチック製のチップがコンクリートに差し込まれました。

きょう現場を見てその意味がわかりました。
このビスのアタマの出具合をそろえてレベルをとっています。

これで基礎工事が終わりました。18日の建て方の開始まで現場はお休みになります。


立上がり型枠生コン打設(2011.4.6)


土間の生コンを打ってから丸一日おいて、躯体が乗る基礎部分のコンクリート打設を行いました。
木工大工2名が手際よく型枠をつくり、それが終了した時点で生コン車登場・・・
手順はこれまでと変わりない作業ですが、きょうは幸いトラブルは起こらず無事工事を終えることが出来ました。

およそ一週間はこのままの状態になりますが、型枠を外し、いよいよ木工事に入ることになります。


中間検査(2011.4.4)


中間検査を受ける日がやってきました。初回は配筋検査です。これは基礎の配筋が完了した時点で、指定確認検査機関により鉄筋の配置、鉄筋の品質規格が建築基準法に基づいて施工されているか確認する検査です。
合格すれば次の工程へ進み、木造建築の場合2回目は、屋根工事完了時から内装下地張り直前の工事完了時までの間に受けることになります。
この日も穏やかな一日の始まりでしたが、気温は8度朝は肌寒い感じです。

11時に検査担当が到着しました。かなり念入りに写真を撮りながら図面と照らし合わせていました。手直しの指導も無く検査は合格し、合格シールを受け取りました。

そして午後から土間の生コン打ちです。
コンクリート打設用のポンプ車も到着し、作業は順調・・と思いきや、パイプの詰まりが有り取り外しがありました。
そこで生コンが噴出し、作業員が被爆??これは大変な仕事です。悪いことは重なるもので次はゴムホースの破裂・・・
そこはベテラン職人です。事なきを得て工事はめでたく完了しました。


配筋工事(2011.4.2)

きょうも好天気です・・・朝から配筋工事が始まりました。
鉄筋は16mmなど大小の太さの組み合わせで構成します。

所用を終え現場に行ったときは、すでに作業がかなりの速さで進んでいました。
午後に行くと外周枠が出来上がっており、さすが4人の作業は早いものです。
手際よく着々と工事が進められていました、寸法やレベル出しには相当神経を使う仕事であることがわかります。
排水管の基礎工事もすませ、ようやく実感がわく作業でした。

 
墨出し(2011.3.31)


明日から新年度が始まります。
今年度もこの日が最後・・・おだやかな温かい日になりました。

前日、作業を終えた捨てコンクリート面に、基礎の型枠の位置を確認するために墨出しというマーキングをしました。
外周の型枠もできるはずはずでしたが、夕方確認すると細いラインだけが残っていました。

 
 基礎工事着工(2011.3.31)

29日深夜水戸を出発しました。ガソリン事情も好転し、被災地にも日常が訪れようとしています。多くの友人にも出会いましたが幸い人的な不幸の対象者はなく元気な再会は嬉しいものです。
一夜明けた神戸は、春のような陽気です・・・
きょうから基礎工事が始まります。
この日にあわせて帰ってきたのは地鎮祭の際にあずかった鎮め物を納めるための立会いと、アース工事のためです。
こればかりは自分の目で確かめたかったからです。私にとっては大きな意味のあるものです。
柱状改良工事のミルク注入のレベルにあわせて土を取り去り、バラスを敷き詰めます。
そしてビニールシートを敷き、掘り下げた部分にコンクリートを打ちます。
結局一日中現場に居たことになります。



柱状改良工事(2011.3.22)


スウェーデン式サウンディング試験の結果から予想外の大がかりな(あくまで主観ですが・・)柱状改良工事が始まりました。
この工法は、粉体のセメント系固化材と水をミキサープラントで撹拌してセメントミルクを作り、それをポンプで圧送し、ロッドの先から吐出させ、地中で土とスラリー状になるまで混合撹拌して杭を作るものです。
固まれば柱状の柱を打設したことになり、建物地盤の支持力を向上させます。
不同沈下防止には欠かせない工法で、乾式と湿式工法があるようでそれぞれの利点があります。

今回の図面では22箇所にミルク注入することになり、相当量の固形材が用意されました。
この狭い土地によくぞ・・と思うくらいですが、しかもかなり深いところまで掘り進んでいました。
海に近い砂地ですからどうしても避けられない工事でしたが、一日でこの作業は終わりました。 
さて、今一番の課題はいつ基礎工事が始まるのか・・・です。


地鎮祭(2011.2.19)

地鎮祭については個別のページがありますので、ご覧ください。


スウェーデン式サウンディング試験(2011.2.15)


地盤の状態を知りたくてお向かいの一番新しく建った家の地盤調査の資料を見せてもらいました。
その数値をみて「がっかり・・!」
こりゃ予算オーバーだ・・と覚悟の必要を感じました。その試験がこの日です!

サウンディングは地盤調査法の一種で、住宅基礎地盤調査のために行います。
これはやじり等のような抵抗体を地盤中にねじ込んだり、叩き込んだり、押し込んだりなどの方法で実際に地盤を破壊させ、その時に必要な力を測定して地盤の強弱を明らかにすること工法です。

戸建住宅地での地盤調査には、費用も安く、建物荷重に必要な地盤の支持力を簡単に求めることのできる、スウェーデン式サウンディング試験が広く用いられており、我が家もこの方法で試験が行われました。
結果は、想像通りで22本の柱を打ち込み不同沈下防止に備えることになりました。
見積もりは当初の覚悟を越えるもので頭痛の種になりました。


解体(2011.2.3着手2.13完了)

 
形があるものはいつか壊れ自然に戻るのでしょうが、そう古びた感じがない建物を故意に壊すのは少しさびしい気がします。
思い起こすととここをベースにして22年になります。途中外装など手を加えているのでかなり綺麗な状態です。

角地ですから重機の配置などそう苦労は無いはずですが、ただご近所に迷惑がかからないよう、静かに清潔に作業が進む事を願いました。

20年以上捨てることが出来なかった物が屋根裏などに相当ありました。事前に日ごろお付き合いのある業者に引き取りに来てもらいましたが、すべてを処分できず解体と同時に処理しなければならないものが多く残ってしまいました。
この始末に大きな時間と経費がかかってしまいました。
捨てることに莫大な費用がかかる現実を観ると、ごみを製造するような現代社会を反省しなければならないと痛切に感じます。
余計なものは持たない、溜め込まない、捨てる上手さが求められていたことを今さら悔やんでも遅いということでしょうか・・・

建物の解体は単に構造物の取り壊しだけではありません。
電話回線、光ケーブルの撤去、水道、ガス、電気・・・などです。
ガス管の処理には手間取りました・・・表示と配置が違っていたらしくかなりの時間を要し、まさに悪戦苦闘のようでした。
地面の下は無法地帯のように複雑で、阪神大震災の復旧でも古いガス管と実際が交錯し、工事担当者が私に聞きに来るような場面もありました。
当然ながら答えにはなるはずもありませんでした。


二日目に足場が届きました。いよいよ本格的な作業が始まります。まずは屋根瓦のはがしに入るとのこと・・・。
幸いなことに天気は快晴・・気温17度で最高の解体日和となったことです。
足場にはグレーに色変わりしたブルーシートがかけられ、解体現場らしい姿ができあがりました。
毎日のように現場に立ち会いましたが、作業のお兄さんたちは結構スローモーです。重労働だと思いますがこのマイペースで予定通りに進むのか・・と感じたものです。

屋根瓦を手作業で下ろすと、後は重機のお世話になります。
いつも使う神戸空港に降りるスカイマーク便は、この上空のすぐ南側を通ります。高度を下げているので、天気がよければ赤い屋根が見えます。
この屋根ともきょうでお別れとなります。

今年の冬は異常気象のようで極寒の日々が続きました。作業途中でも大雪に見舞われ阪神高速道路も通行止め!奈良では積雪10センチ・・・当然ながら大阪からのアクセスは事実上困難ということで、解体作業はお休みという日もありました。

とにかく解体作業は人海戦術です。

最後の仕上げの土間打ちのコンクリートの解体はお隣から震度3の地震が一日続きついに外出を決心したといわれ申し訳ない思いでした。
そして12日夕方には残土もなくなり整地されました。
解体作業は本日をもってすべて終了・・・。これで10日間にわたる解体作業は一応の区切りを迎えました。

何十年ぶりかに顔を出した地面は真新しい感じがしました。