アピール活動が、大切です

もなく新しい盲導犬が、続々と誕生する予定です。初めて盲導犬を見かける地域ほどアピールが大切です。

   アピール盲導犬クウォーターは、夫婦で1頭の盲導犬を使用するタンデム犬として活動しましたが、使用者が病気となり、やむなく7才でリタイヤしました。クウォーターは優秀な盲導犬であったため、今しばらくアピール犬として活躍することとなりました。

明石ライオンズクラブ・アワズホール 1997(H9)/1/10

   かつて「ハリス坊や」で一躍有名になった、川上のぼるさんの司会でアピールをします。喜久美さんが、「日本語には、方言や男言葉・女言葉があるので、英語を使います。さあ、クウォーター、お仕事よ」。ハーネスをつけようとした時でした。すかさず川上さんが、「お仕事ではなくて、ワークとかビジネスとか言うのじゃないのですか?」「あのう、お仕事はお仕事なんです」。とたんに会場がドッとわきました。

神戸市立平野小学校講演会 1997(H9)/2/1

   生徒の皆さんから質問がありました。「交差点で、盲導犬は信号がわかるのですか?」私が答えました。「犬は色盲ですから、信号の色がわかりません。どうか『今、赤です』とか『青になりました』などと教えて下さい」。熱心なPTAのお母さんたちや生徒の皆さんと、充実した一時を過ごさせていただきました。

神戸一の谷ライオンズクラブ創立5周年 1997(H9)/2/11

   兵庫県民小劇場の舞台からのアピールです。めずらしく田上会長が、クウォーターに服従訓練をしています。なかなかお上手です。次はモネの番です。「皆さん、盲導犬の栄養は、「グッド」と言う褒め言葉なんです。「モネ、グッド」と御合唱下さい」。皆さん声を合わせて「モネ、グッド!」モネも応えて、しっぽパタパタ。暖かい拍手をいただきました。

 

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