サポーター中級コースは、雨の中

眼が、少し重いので触ってみると腫れて「ウルトラマンの眼」になっています。少林寺拳法の稽古中、二本突いたら相手は、三本。三本攻めると今度は、四本。どうやら最後の一本、もらったようです。

目薬をさしていると、桝野事務局長からの電話です。「雨ふってるよ。それでも行くの。じゃあ、気をつけて--」雨がふっても、槍がふっても今日は、講習会なのです。けど「パンダの眼」になってると困るから、傘で隠して下を向いて行くことにします。

回の講師は、盲導犬貸与申請中の沢さん。手引き訓練の担当です。盲導犬サポーター訓練担当は、モネと私。受講生は、前回と同じ新神戸ライオンズクラブのメンバーです。目的地は、兵庫県盲導犬協会第一号サポーターの松下さんが、「盲導犬入店可」のお願いをしたところ、即座に「盲導犬・全館ウエルカム」となった、六甲アイランドにある神戸ベイシェラトンホテルです。

中さんは、サポート中の事故やケガが心配の御様子です。「協会で、ボランティア保険に加入していますから御安心下さい。」盲導犬を連れてのエスカレーターは、ちょっと難しいのですが、三宅さんは、なかなかお上手です。車中では、座席と足の間に盲導犬をダウンさせるため、スカートではちと困ります。おやあ。岡崎さんはリラックスです。さすがです。状況説明では、山本さんが適切です。伊藤さんのお声は聞き取りやすく、視覚障害者にとって心強いサポーターです。

ンチは、ホテル内のガーデンサロン。お皿を時計に見立てて「中央にビーフ。六時方向にポテト。」食事訓練も合格です。さて、お店を出る時のポイントは、テーブルの下でダウンさせている盲導犬を、そのまま立たせると身体をブルブル振るわせますから、これをさせずに外へ出ることです。

ブルブルした毛が、光の中でキラキラするのを 見たいもんです。しかしこれは、いけません。「モネ、アップ、レッツゴー。」

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