盲導犬サポーター講習会はじまる

災の影響で、街が大きく変化していくため、今まで以上に、手引きボランティアが求められています。また、盲導犬を伴った視覚障害者のための、盲導犬サポーターも必要です。

兵庫県盲導犬協会では練習会を開くことにしました。今回は初級コース。受講後には、「手引きボランティア講習会修了証」を手渡します。会場は、産業会館の会議室。講師は、歩行訓練士の貴久美さん。受講生は、新神戸ライオンズクラブのメンバーを中心とした九名です。

二人一組となり、一人がアイマスク。もう一人は、手引き者となって練習するものですから、多人数の講習はできません。館内のロビー、廊下、そして一番危険な階段訓練。ホッとしたところで昼食ですが、ここでもアイマスクです。テーブルを時計にみたてて、「正面十二時にお茶、手前六時にサラダ、右手三時に焼き魚。」などと説明します。私は、パクパク。

さんは、食べた感じがしないままに午後の部。屋外訓練です。手引き者がついているものの、アイマスクですから大変です。道路工事中です。もっと大変です。やっと交差点。信号は赤。モネが、タントン踊ります。「しまった。足の裏が、熱いんだ」。

夏の太陽で、道路が焼けているのです。よし、とばかりに扇子を取り出し、必死にぱたぱた。だのにモネは、ピョンピョン、熱いのは足で背中じゃないのだ。なるほど、うなずくと信号が青。「モネ、急げ地下道だ。」プラットホームでは、点字ブロックの確認。電車が、ゴーッ。すごい騒音。パッふーん、ドアが開く。ホームと電車の間があいているそ。ピリピリピリー、ドアが閉まるぞ。でもあわてちゃあいけません。慎重に、よーし、みんな乗りました。

モネが、ゴロリと横ダウン。「足、足、足の裏。」扇子であおぎます。「ウーン」モネの大きなため息、「モネこそ大変。モネ、グーッド。」

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