ちょっと変です 毛がよく抜けます

ネのブラッシングは毎朝です。でもちょっと変です。毛がよく抜けます。まるで春の毛がわりのようです。「モネ、グッド、終わったよ。今日は生田さんにみんなで行うね、恵子さんゴー」。モネは、カチカチとツメ音をたてながら恵子さんのいるリビングへいきました。「ツメ切りがあまかったかな」。リビングにもどった私はモネを探します。「恵子さん、今度トリマーのエリーさんで、モネのツメをもっと切ってもらおうかな、あれモネは」。「隣の部屋じゃないかしら」。

どれどれどこどこ、ひょっとして、私はホームこたつの中を見てみると、いましたいました。ほっかほっかモネです。しばらくすると鼻だけ外に出して、もうしばらくすると、いきなり炬燵の外へゴロリ、まさしくホットドッグ。世間はお正月で春がやって来て、モネはこたつの中で春になって、毛が抜ける、なるほどなるほど。

て生田神社は、阪神大震災で本殿がペッシャンコ、まさしく地に落ちました。しかし急ピッチで再建、なんとか新年を迎えることが出来ました。一部の柱は、コンクリート製にかえました。本殿の周囲は、トタン板で囲まれてあるとか、痛々しい限りです。

参拝客が多くて、これ以上は近づけません。モネと私は、ここで家族を待つことにしました。遠い所から「今年は、よい年でありますように」。

参拝も無事にすんだことだし、フランス菓子ドンクでお茶を飲むことにします。モネは初めてなので緊張気味。「盲導犬です。よろしくお願いします」。息子達が、てばやく恵子さんと私を椅子に座らせます。モネもサッとテーブルの下にダウン。座ってしまえばひと安心と、コーヒーを注文したところ、別の店員さんがやって来るものだから、これはヤバイかな、と身構える私。「これをお使い下さい」と、卓上カレンダーを差し出す店員さん。「モネ、ドンクはウエルカム盲導犬、こいつは春から ハッピー」。

律的には、厚生省通達により、保健所が飲食店やホテル、旅館などでの盲導犬の入店拒否をしてはならないと指導しています。しかしながら「吠えるんじゃないか」。「噛みつくんじゃないか」。「排尿便をするんじゃないか」。「毛が散るのではないか」などの不安感や無理解から、入店を断るお店もあるようです。毛の手入れやダスターコートの着用、さらに盲導犬マナーを向上させて、盲導犬可のお店を増やしていきたいと思います。

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